ダストボックス

ダストボックス

ごみばこ

新宿駅で酔ったサラリーマンがホームレスを襲撃していたお話。

 どうもみなさんこんにちは、きむちびと申します。

 ある夜に新宿駅の西口のハルク前をドスドスと歩いていた時のお話です。

お酒を飲んでご機嫌だった私はキョロキョロと周りを見渡しながら歩いておりました。その時、道路から歩道へと酔ったサラリーマンが歩いてきているのが見えました。轢かれないかハラハラしておりましたが無事歩道へとたどり着きました。しかし、そこで寝ていたサラリーマンに足を引っかけて転んでしまいました。転んでしまったサラリーマンはホームレスに謝るどころか逆上し持っていた傘でたたき始めました。

 (止めなければ・・・止めなければ・・・)と距離を測っておりましたところ私の横にいた外国人のカップルの男性の方が「ストーーーッピット!!!!!!!!」と叫びながらサラリーマンを止めました。かっこいい。そのカップルの女性の方が私に向かって携帯電話で話すジェスチャーを向けましたので頓悟し、すぐさま警察を呼びました。1,2分も経たないうちに警察官が来ましたのでそのカップルにもう大丈夫だから行こうと伝えそれぞれの人生へと戻ったのでした。

 こういった種の出来事はしばしば起こるものですが、無関心が礼儀とも謂われる都会に於いて田舎者の私は無関心でいられることができず、半ば野次馬根性で関心を寄せてしまうのですが、動かなければならない或いは動くべき時に咄嗟に動けるようになりたいと思う日々であります。