ダストボックス

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ごみばこ

昔ながらの店を信じたお話。

 どうもみなさんこんにちは、きむちびと申します。

 先日私は友人の結婚式に招待され参加させていただいたのですが、前日に色々と準備をしていたところスーツをクリーニングに出すのをすっかり忘れておりました。日頃から粗慢な私はスーツを着なければならない予定の直前にバタバタとクリーニングに出すことが多かったのですが、11時に預ければ夜には受け取れる某ウサギクリーニングをよく利用しておりました。しかしその時は既に正午を過ぎ、間に合わせることができませんでした。その時頭に過った個人経営のクリーニング屋さんの中には工場も併設されていたことを思い出し藁にも縋る思いで電話をしました。

 

 私「すびばせん、クリーニングお願いしたのですが今からお預けして今日中にというのは不可能ですよね・・・?」

 クリーニング爺「3時間で、仕上げておきますよ。( ̄ー ̄)」

 

 この瞬間、私のクリーニング観に大きな衝撃が走りました。3時間で・・・3時間で・・・!

 この爺・・・やりおる・・・。

 さらにその後、結婚式に着けていこうと考えておりました腕時計のベルトを調節することも忘れていたことに気付きましたが、車で30分くらいのところにあるチェーン店の時計屋さんに持っていけば500円程度でベルトの調節をしてくれることを知っておりました。しかしその時には個人経営の店に対する信憑はかなり高まっていたものですから、近所にある時計屋さんに頼めば態々そんなところまで行かずとも手頃な値段で調節してもらえることを根拠無しに信じており、そちらでお願いすることにし、さっそく伺いました。カランコローン(店のドアの音)

 

 私「すびばせん、ベルトの調節をお願いしたいのですが!ベルトの調節をお願いしたいのですが!」

 時計爺「あいよ(^^)」

 

 感じが良い。これは当たりだなウンウン。と思っておりましたが、時計爺はベルトの調節を依頼しているにも関わらず私の腕時計を分解し始めたのです。妙な感覚を覚えつつも、相手はお歳を召されているものですから、耳が遠いのかも知れないと考え、改めて繰り返すことにしました。

 私「ア・・・ア・・・、ベルトの調節を・・・」

 時計爺「あいよ(^^)」

大丈夫だな、と。2回言ったから大丈夫だな、と確信いたしました。時計爺は私の腕時計をガチャガチャと分解しながら「ンッホォ~~~ンナルホドネェ」とか言ってやがりますが、私はベルトの調節のみを依頼しましたので、何となく好奇心で中を見たくなったんだなァ?と考えつつ自分を落ちつけました。時計爺が時計の蘊蓄を私に語り始め、その蘊蓄自体は面白かったものですから、すっかり聞き入っておりました。そして数分経ち・・・

 時計爺「終わったよ(^^)中の電池交換もやっといたから(^^)」

 私「オオ、ありがとうございます!」

 時計爺「3000円(^^)」

 私「オオ・・・(笑)」

 

 気をつけなはれや!

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